日蓮正宗 昭倫寺

日如上人御言葉 七月度広布唱題会の砌


七月度広布唱題会の砌

 平成29年7月2日 於 総本山客殿

『法華初心成仏抄』には、
「機に叶はずと云へども、強ひて法華経の五字の題名(だいみょう)を聞かすべきなり。是ならでは仏になる道はなきが故なり」(御書 一三一五頁)
と仰せられているのであります。

折伏は、間違った宗教への頑迷な執着を取り除き、真の幸せを招来する正しい信仰に導き入れる最善の方途(ほうと)であります。
それだけに、単なるものの勧誘とは異なり、相手の命に食い込む真剣な対話がなければならないのであります。
折伏する側の言葉、態度が相手に与える影響は極めて大きいことを知らなければなりません。

したがって、折伏に当たっては、まず己(おの)れ自身が大御本尊様の広大無辺なる功徳を拝信して、絶対的な確信を持って唱題に励み、その功徳と歓喜をもって折伏に当たることが肝要であります。

特に、昨今の末法濁悪(じょくあく)の世相そのままに、混沌(こんとん)とした国内外の状況を見る時、今こそ私ども一人ひとりが、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修業も観念・工夫・修練も無用なり。只(ただ)折伏を行じて力あらば威勢を以(もっ)て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり」(同 四〇三頁)
との御金言を心肝に染め、一人でも多くの人々に本因下種の妙法を下種し、折伏を行じていかなければならない大事な使命があることを知るべきであります。

なかんずく、今、宗門は来たるべき平成三十三年の法華講員八十万人体勢構築へ向かって、全講中が一丸となって折伏を行じている時、まずは、今日ここにお集まりの皆様方が断固たる決意を持って、誓願達成を目指し、破邪顕正の折伏に立ち上がることが、最も大事ではないかと思います。

一人ひとりが他人に任せるのではなく、自らが折伏を行じ、誓願達成の主体者となるべく立ち上がって勇猛果敢に折伏を実践する時、誓願は必ず達成されると確信いたします。

本年も既に半年を過ぎ、残り六ヵ月、誓願達成へ向けてこれからが正念場であります。

どうぞ、皆様にはいよいよ信心強盛(ごうじょう)に精進され、もって必ず本年度の誓願を達成されますよう心から念じ、本日の挨拶といたします。


(大白法・平成29年7月16日号より抜粋)

(平成29年9月掲載)