今、世間では末法濁悪の世相そのままに、様々な宗教が蔓延しています。そのため、邪義邪宗の謗法に誑かされた人達や、慣習的に知らず知らずのうちに宗教の正邪も解らずに、邪宗教に浸りきっている人達が大勢います。 かくなる人達に対して『立正安国論』の御聖意に従い、邪義邪宗の謗法こそ、人を不幸にし、国家社会を危うくする元凶であることを知らしめ、一人でも多くの人を救済すべく、断固として折伏を行じ、正しい信仰に導いていくことが今、我々がなすべき最も大事なことであり、急務であると知るべきであります。 さ れば、大聖人様は『十法界明因果抄』に 「慳貪・偸盗等の罪に依って餓鬼道に堕することは世人知り易し。慳貪等無き諸の善人も謗法に依り亦謗法の人に親近し自然に其の義を信ずるに依って餓鬼道に堕することは、智者に非ざれば之を知らず。能く能く恐るべきか」(御書 二〇八頁) と仰せられ、間違った教え、すなわち謗法によって知らず知らずのうちに餓鬼道に堕ちて苦しむとのことです。まさに、謗法がいかに恐ろしいかを御教示あそばされているのであります。 よって私ども一同、この御指南を拝し、不幸の根源たる邪義邪宗の謗法を断固破折し、勇猛果敢に折伏を実践し、もって謗法にまみれた多くの方々を救い、一天四海・皆帰妙法を見指して、たくましく前進することが肝要であります。 (令和7年8月掲載) |